さいくりブログ

ショートケア・ライブラリ

しばらく投稿をしていませんでした、スタッフの梅津です。
私事ですが、今回は当院の本棚について書いてみます・・

西條クリニックには、(以前も紹介しましたが)待合室のちょうど正面に、ショートケア・ライブラリ(Library/Work Studio)と名前のついたスペースがあります。現在は待合スペースとして活躍しておりますが、その名の通り、ショートケアなどができるほどの広さがあります。その一角に「ライブラリ」の名前の通り、壁一面の本棚が設置されています。本棚には、ぎっしりと本が収納されていますが、そのほとんどが院長の蔵書です。物理学から文学、漫画、画集、映画雑誌など幅広いジャンルの本のほか、映画のDVDやビデオが置いてあります。もちろん、精神科、心療内科に関わる本もございますので、当院へいらした際には、治療の一環として、生活のヒントとしてもお役に立てることと存じます。

さて、こちらに勤めている私のこのスペースの過ごし方は、(怠惰なもので)休憩時間になんとなく背表紙を眺めたり、漫画のような読みやすいものをパラパラとめくる程度ではありました。しかし先日、義理の姉から進められた『夜戦と永遠(著者 佐々木中)』という本を自分で買った後、院長にその本がすでにライブラリにあったことを聞かされました。しかも、私は文庫版で購入しましたので、立派な装丁のハードカバーがあったことに驚かされると同時に、職場にこのような本があったことに喜びを感じました。半年も経って初めて気がつくこともあるものです。

実は、診察を待っている方の中にも熱心に本を読んで行かれる方もいらっしゃいまして、貸出をしてほしいという要望を何度かお聞きしましたが、まだ実現していません。何分小さなクリニックですので、管理の問題もありますし、どういった形が望ましいのか探っているところであります。

もし、1,2年かけてここの本を読むことができたら、なんと幸せなことかと思います。しかし、そんなことがあるとしても、何十年も先のことですね。今は少しずつ楽しみながら読んでいこうと思っています。