さいくりブログ

臨床トーク_001 報告 vol.2

当院との馴れ初めから、徐々に会場の映像に話が移ってきたところで、対談の形式が少し変わりました。

ビデオ撮影を続けていたお二人のうち、cruz氏は今回の対談に参加されていましたので、二人の間にcruz氏も加わり、ビデオ撮影をしてみた感想や、ビデオを使う前と後で変わったことなどについて、桂氏より質問され、答えられていました。

cruz氏が撮った映像はとてつもないロングショットです。会場で流れいたものでも、ワンショットで途切れることなく1時間くらい。流れていなかったものではそれ以上のものも多々あります。何か大きな動きがあったり、事件が起きるわけではないのですが、何故か見ていて飽きません。桂氏は夜通し見たこともあったとのこと。

映像を見ている限り、cruz氏ご本人もカメラの存在を忘れそうになるほどの長回しですので、「ビデオカメラの存在を完全に忘れることがあるのでは?」という桂氏の問いかけには、cruz氏は「完全に忘れることはなく、頭の片隅に必ずあった」と答えられていました。むしろカメラが回っていないときに回っているように感じられたともおっしゃっていました。日常と融け合うようになっていながら、完全に融け合わない映像の撮り方が大変興味深かったです。

その後、今後の活動にも話が及び、cruz氏自身が撮った映像でどのような展開を望んでいるか、という展開になり、アーティストの川俣氏が「ジャンプ」という独特の表現を使いながら、epochの活動を続けてきて生まれた心境の変化などについてもヒアリングされ、アーティストの視点から作品というものについて様々なお話を聞くことが出来ました。

Vol.3へ続く・・・

当日の模様はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/aueA9Bhck0Q